当社はオリジナル工法で特許を取得しております。

弊社が独自で開発した、理想的なレイアウトコード(間取りの設計原則)です。

弊社建築の住宅に、実際お住まいのお客様の意見も取り入れました。他社には真似のできない商品です。

弊社レイアウトコード(間取り)開発の特許内容とは?

レイアウトで特許を取るという事はあまりピンとこないかもしれませんが、最初は著作権もしくは意匠登録、などと考えていました。弁理士に相談したところレイアウト等は特許の分類に入ることがわかりました。

皆さんもホームページを見ていてお気づきなられていると思いますが、弊社のホームページには間取りをほとんど載せていません。

弊社にとって間取りは特許商品であり著作物でもあるのです。

間取りはプロであれば簡単にコピーができそれを建築することもできてしまいますが、今までにいろんな会社のプランを見たなかでも、洗練されたプランはほとんどありませんでした。

ではなぜ、弊社はレイアウト特許を申請するに至ったか?ということなのですが、その前にフリープランと弊社の提供するスマートハウスのプラントの違いについて簡単に説明をしておきます。

1.弊社スマートハウスのプランと他社のオンリーワン住宅の違い

他社のオンリーワン住宅とは? (従来の住宅・間取りの設計)

 

 

オンリーワン住宅とは大手ハウスメーカーから中小工務店までほとんどの会社が自由設計でお客様の要望をお聞きしながら図面を作成してくやり方です。

▶ オンリーワン住宅のメリット
  1. 自分たちの好みに合ったプランが作成してもらえる。
  2. 土地の大きさや間口など土地に合わせてプランを作成することができる。
  3. 金銭的に余裕があれば、輸入住宅、アジアン風、古民家風、和風、など様々なデザインを自分の好みによって作成してもらえることができる。
▶ オンリーワン住宅のレイアウトの落とし穴とは?

通常オンリーワン住宅の場合、担当者次第で良い悪いが決定されてしまいます。
名医とヤブ医者があるようにレイアウトを作成するプランナーも同じです。
さらに、毎回新しいレイアウトを作成していくので、多少の失敗や不便が発生してしまうのが現状です。

弊社スマートハウスのプランとは?

 

弊社スマートハウスのプランとは、開発したレイアウトコードと設計原則によって、レイアウトを構成しています。

私自身が23年間お客様に提案し、もしくはお客様の要望を集めて、それらを総合的に取り込んだ「レイアウトの集大成」とも言うべきプランとなっています。

▶ 弊社スマートハウスのレイアウト特許の中身・メリットとは?

 

【耐震上安定的なレイアウト保証】

 

耐震上安定的なレイアウトを保証することができ、担当者ごとに勝手にプランを作成される事がありません。プランを作成するものにもやはり数をこなしているベテランには勝てません。

 

▶ 弊社のレイアウトはコストダウンに繋がる!

弊社が提供するスマートハウスの場合、プランを作成する人の技量や知識にばらつきがなくクオリティの高いレイアウトを提供することができます。弊社のレイアウトは、何年もかけて洗練されたレイアウトなので、改良改善の失敗や不便が極端に少なくすることができます。

そのため、打ち合わせ、仕様書、プラン作成、関連業務全て、時間短縮につながり商品精度が上がりコストダウンにも繋がります。

また、同じ部材、同じ材料、同じ資材、同じ構造、にすることによって総合的に商品が安定し、コストダウンにもつながります。(注:社内的で同じものを利用しているので他社では弊社と同じものを作成することができません。すべてオリジナルになります。)

▶ コストダウンによる標準装備の+αが可能になった!

 

 

先ほどの説明のように、同じ物を作成すればコストが落ちるので、+ αの仕様を標準とすることが可能になりました。

【インテリア】
「かざり棚、電話収納、家事スペース、キッチン収納、玄関収納、トイレ収納、ニッチ、ガラスブロック、ロフト、小屋裏、階段下収納、脱衣場ゆとりスペース、脱衣収納、脱衣枕棚、衣掛け、キッチン収納」など。

【通常オプションレベルの材料と設備】
「天然木材、漆喰壁、ダイライト.ガルバリウム鋼板(一部地域では親水サイディング)エアコン、LED照明、引き出し収納キッチン、引き出し式シャワー水栓、エコキュート、オール電化、オーダーカーテン、対面キッチン、太陽光発電(一部商品により対象外があります。)」これらが全て弊社の標準仕様設備です。

▶ スマートハウスのプランは3段階の価格設定から選択

弊社も以前はオンリーワン住宅をお客様に提案していた時期がありました。毎回お客様にヒヤリングをしてプランを考え、見積もりを作成するのですが、プラン提案は1プランのみでした。これはオンリーワン住宅を提供する会社はほとんど同じではないかと思います。

現在弊社では、お客様にプラン提案する場合、ヒアリングを元にして松竹梅の3プランを提案しています。それぞれのプランはすべて洗練されたプランで、ヒヤリングの中でお客様のご要望があれば、多少のカスタマイズを加え提案させていただきます。

安価なものから高いものまでの価格差は約200万円以上近くありますが、そのぐらいの価格差でどのくらいのものが買えるか?を見ていただくこともできます。家は一生の買い物ですから、ある程度比較していただいて後悔しないようにしていただくことも踏まえてそうしています。

2.本当に必要と思われるサービスを提供していく

オンリーワン住宅は、毎回レイアウトを考えていくとともに、配線図1つにしても毎回考えていくことになります。私たちは、無駄なサービスは省いて本当に必要と思われるサービスを提供しています。

例えばコンセントの位置ですが、弊社の間取りは対面キッチンの横に飾り棚を標準装備し、コンセントを飾り棚などの側面につけるように配置しています。

 

説明文ではわかりにくいですが、簡単に言うとシステムキッチンの側からでもダイニングテーブル側からでもコンセントがさせる位置に配置してあるのです。キッチン側ではハンドミキサーを使うことや電源を必要とする調理器具を使ったりすることがあると思います。
作業する場所のすぐ目の前にコンセントがあると非常に使いやすいと思います。

ダイニングテーブル側からコンセントをさせると、ホットプレートやダイニングテーブルでの調理をする時など非常に便利です。

コンセントの配置を不便なところに配置すれば、足にひっかけてしまうようなこともありますね。
「ここにあれば便利なのに…」と、実際に使ってみて初めて気が付くような細かいところに、設備の配置が行き届いています。

また、弊社のスマートハウスのプランは営業マンによるばらつきがなく、安定的にお客様が良い物の提供を受けることができるのです。

▶ 同じ物を生産することはコストダウン+ecoにつながる?

同じ物を生産することはコストダウン+ecoにもつながります。資材、施工、設備、運営、全てにおいて無駄がなくなっています。素材の使い回しが出来、捨てる量も少なくなります。

資材では、漆喰という材料も余れば持ち帰り他の建物で使用したり、補修にも使えます。コンクリートではないので密封しておけば1ヶ月、2ヶ月後でも使えます。その他の材料も全て使い回しが効くので、当然ゴミも少なくコストダウンにもつながります。

施行に関しては、オンリーワン住宅の場合は、私自身が営業から伝えるときにコーディネーターとの打ち合わせが3時間、現場監督との打ち合わせも3時間、大工さんとの打ち合わせも3時間、お客様との打ち合わせも4時間ぐらいの打ち合わせを4~5回やっていました。

現在は、コーディネーター1時間、現場監督5分、大工さんなしです。お客様と契約が終わってからコーディネーターに引き継ぎますが、それからの打ち合わせは全く無し、もしくは1時間程度でしょうか?打ち合わせ回数が少なければ印刷するコピー代や交通費、光熱費、人件費、全てに影響を与えます。

運営においては、当然管理がしやすくなります。管理する回数が大幅に減ることとチェック回数が極端に減ります。チェック回数がすくなるという事は、もちろん失敗やミスも極端に少なくなります。また着実に建物と性能をアップすることができます。予算にばらつきがないので、コストダウンした分だけ設備の仕様アップになります。

▶ 改良改善の繰り返しがもたらす、安定的な性能の向上

車でも新型が出て1年以上経ってから購入した方が良いと言われます。実際に車両を出荷してトラブルクレームがあってから直していくというようなことがあります。

設計基準のしっかりした建物を建てていけば、建物のトラブルが少なくなります。

水漏れや雨漏れ仕上げなど、みなさまに詳しく説明しきれませんが、生産している我々であっても「もう少しこうしとけばよかった。」「ああしておけばよかった」と言うのはお客様でなくプロの我々にもあるのです。

弊社スマートハウスは、何年もかけて改善改良をしてきているので、性能に対する安定性が格段に違います。

単純に説明しますとどの業界でもでも同じものを作り続ければ、作成スピードも早くなり、制度も上がり、改善改良もされていきます。

住宅もそれと同じことが言えるのです。

このように、弊社スマートハウスのプランは多くのメリットがあります。

今現在でもお客様がご要望された場合、オンリーワン住宅で提案することもありますが、総合的に考えるとオンリーワン住宅は、弊社スマートハウスプランの何倍もの手間がかかってしまいます。

3.弊社の設計基準レイアウトコードとは?

特許申請に至るまでにレイアウトコード(私の造語)を開発しました。
レイアウトコードとは基準となるレイアウトに使い勝手をプラスし設計していく羅針盤のようなものです。

引き渡し後にお客様の「もう少しああすればよかった」「こうすればよかった」という声を長年聞いてました。それらの声を集めて出来上がったのがレイアウトコードです。

 

設計の段階でレイアウト基準をどれだけ多く満たしているかで、利便性の良いレイアウトが出来上がっていきます。レイアウトコードの中身を少しだけ紹介します。

「収納がたくさん」「掃除がしやすい」「生活導線の充実」「動作の縮小」

それ以外に12項目ほどありますが、企業秘密なのでこれ以上は掲載できません。

以上のようなレイアウトコードの基準を軸として間取りや使い勝手、導線、家相なども考慮に入れて設計された建物です。

住宅は車のような消耗品とは違います。車は5~6年もしくは10年位で乗り換えされるようなこともありますが、35年の住宅ローンを組まれる住宅とは違います。

一度建ててしまえば、レイアウトや使い勝手、断熱性能や耐久性その他建物の特徴、性能を途中で変えることはできません。

そしてほぼ完成の域に達した洗練されたレイアウトを、特許商品にしようと考えました。

特許は先ほども述べたように20年間そのレイアウトで住宅を建てることができません。

ある意味この洗練された間取りを20年以上使い続けると言うことです。

弊社の建物は10年前から同じモデルとして存在する商品もあります。

先ほども述べたように車は買い換えることもありますが、住宅は買い換えることがほぼありません。
提供するメーカー側がなかなか売れないからといって新しいものを次々に出していく。

これはこれで素晴らしいことかもしれませんが、新しく商品を出すと言うことは、その分未開発の部分が多くあると言うことになります。

▶ レイアウトコードの開発期間と特許の取得期間

実はこのレアウトの特許は1年で取得することができました。
特許取得には1年で結果を出しましたが、レイアウトコードの開発と洗練された間取りを完成するのに10年以上の月日が経っています。

そして今もなお少しずつですが、改良加えています。

4.海外と日本の住宅の価値の違い

商品を提供する側から考えてみると商品を市場に出す前も開発ですが、出してからもある意味、開発になっているのです。市場に出してからは当然クレームや問題が発生し、それらを手直しして新しいモデルを改良していきます。車などでもリコールがあるのと同じで、住宅にも同じことが言えるでしょう。

そして、メーカー側が新しいモデルを出してしまえば現行モデルは旧モデルとなります。当然旧モデルの商品の付加価値は落ちてしまうことになります。

以前から弊社は海外のブランドを意識していました。特に欧米やヨーロッパ諸国の建物はその国々に特徴のある建物デザインをあまりコロコロ変えません。

海外の建物は建物デザイン、使用部材などあまり変化しないのでホームセンターで売られている材料で自宅の補修やメンテナンスを施すことができます。

また住み替える文化が定着しているので自分で住みながら建物も補修やメンテナンスを加えて売却するときに少しでも高く売ろうとするそうです。リーマンショックの起こる前、アメリカでは新築の家と中古住宅はほとんど値段が変わらなかったそうです。

アメリカでは家を建てるのに必要な部材がすべてホームセンターに揃っているのです。

それに習い弊社の建物は20年後、40年後、弊社が存在し続ける限り、弊社の現行商品として守り続けます。

当然、弊社が存在し続ける限り、スマートハウスの建物の内外のメンテナンスが可能です。

 

5.今後の課題は「使い勝手、遊び心」

以前、妻が体調崩して1週間近く寝込むことがあり、一番下の息子の運動会の前々日に倒れてしまいました。せっかくの運動会なので「息子に手作りのお弁当を食べさせてあげたい」と、必死になって作ったことがあります。

家が商売をしていたため、子供の頃から簡単な食事を作っていました。そんな経験があったので、前日に仕込みをしておいて当日朝早くから作り始め、なんとか完成させることができました。

運動会を乗り切って、しばらく私が朝食を作り、夕食の準備もある程度済ませておき、帰ってきてすぐに食事を出せるように工夫をしました。その時「働く女性はこんなにも大変なのか」と実感したのです。

家事全般をスピーディーに行うためには、いかに使い勝手が重要か、取り出す・作業する・しまう・それらの一連の行動を行う際の導線が大事か?ということが身に沁みました。

「家事を素早くこなして自分の時間を確保したい。」家事に携わる方なら、誰もが思うことでしょう。

見た目の空間をかっこよく、可愛く見せることも重要ですが、その前にその空間の中で落ち着ける時間を確保できるでしょうか?

落ち着ける空間を作ったとしてもそれらの時間を確保できなければ意味がありません。

洗練されたといっても、家事をスムーズに行うための改善、改良は今も取り組んでいます。

それに加えて今後は、間取りや空間について「使い勝手、遊び心」などをさらに充実させていきたいと思っています。